瓦そば
先日、長兄と会う機会があり、夕食を一緒にしました。
兄は、実家のある関西在住ですが、出張で東京に多い時で月3、4回も来ます。
だいたい日帰りが多いので、都合が合わず、あまりこちらで会う機会は少ないのですが、先日は忙しく、宿泊になり、しかもホテルが取れなかったので、私の家で泊まることに。
それなら晩飯もということになり、目黒にある山口県の郷戸料理を出す居酒屋に入りました。
主役は、吉田松陰の妹です。
いやいや、なら松陰でええやんと思いますが、最近は、主役がテレコで男女持ち回りなので、そうなったのでしょう。
しかし、朝ドラは、ヒロインが定番なので、せめて大河は、男性でもい良いでしょうと思うのですが、変な所で男女平等にし過ぎるきらいがあるのは、いかがなのもかと思う次第です。
歴史上の人物は、事実として圧倒的に男性が多いのですから、そこはそれでいいと思うのですが、テレビの視聴者を考えると、それも仕方がないのかもしれません。
それにしても、今年の大河は、視聴率が低いと話題になっているそうですが、明治維新を題材にした場合、そうなる傾向が有るのは仕方がないのでしょう。
しかし、その分、なかなか細かいところまで、描かれていて、マニア受けしそなドラマにはなっています。
これだけ松下村塾のメンバーを細かく描いた作品は、他にないと思われますので、私は個人的には、まあまあ気に入っています。
で、山口料理ですが、私は山口県には、まだ行ったことが無く、馴染みがありません。
西日本だし、醤油は九州などと同じく、甘めです(刺身醤油さえ甘かったです)
私は、これはこれでありだと思って食べましたが、兄は苦手なのか、普通の醤油にしていました。
テーブルには醤油が2種類置いてあり、ひとつは山口産の甘口、もうひとつは普通の醤油です。
中身を見ると、圧倒的に普通の醤油が減っていました。
他地域では、甘い醤油は受けが悪いのでしょう。
いろいろ食べましたが、締めは「瓦そば」です。
これも初めて食べました。
本物の瓦を熱して、その上に茶そばと具が乗っています。
「茶そばの焼きそば」と言ったところでしょうか、これも味付けは例の甘醤油です。
兄いわく、これは山口県で食べたよりも、安くて美味しかったそうです(兄は出張で全国を回るので名物にくわしい)
全体的にそのお店は、東京にしてはリーズナブルでした。
日本の郷戸料理は、西に行くほど甘く、東に行くほど辛口になる様で、気候風土というのは、求める食も変えるのでしょう。
それはともかく、いつか下関に行って「ふぐ」が食べたいものです。