筋トレ
筋力トレーニング、もしくは筋肉トレーニング、略して「筋トレ」。
素朴な疑問が生じ、どちらが本来の意味なのか、ネットで検索しましたが、圧倒的に筋力トレーニングの方が多く、筋肉トレーニングは少数でした。
しかし、意味的には同じで、どちらでも問題はないそうです。
この筋トレ、私が本格的に始めたのが、今から約15年程前からです。
それまでも、腕立て伏せや、腹筋、スクワットなど、自重を使ったトレーニングは時々やっておりましたが、ダンベルや器具を使っての本格的な物(いわゆるウエイト・トレーニング)は、その頃からです。
トレーニングを始めた動機は、実はもうよく思い出せません。
初めはおそらく「筋肉質になりたい」「カッコよくTシャツが着たい」「強くなりたい」など、とても単純な動機だったと思います。
私は学生の頃、水泳をやっていましたので、もともと筋肉質の体をしていましたし、骨格などは父親譲りで、どちらかというと体格は良い方でした。
それに世代でしょうか、私が10代の頃は、漫画雑誌の少年ジャンプが全盛期で、「北斗の拳」「ドラゴンボール」など、己の肉体を極限まで鍛えて戦うヒーロー像が、流行っていました。
映画を観ても、「アーノルド・シュワルツェネッガー」や「シルヴェスター・スタローン」など、肉体派アクションスターの全盛期でした。
格闘技では、ボクシングの「マイクタイソン」、K1グランプリ、異種格闘技など、マッチョなヘビー級の選手が、大活躍していました。
そう言う影響(いわゆる中2病)も、少なからずあったと思います。
しかし始めて見ると、いつの間にか、筋トレ「その物」にハマって行きました。
社会人は、仕事で成果を出すのは大変です。
頑張っても、いつも結果が出るとは限りませんし、たとえ結果が出ても、それが評価につながらない時も多々あります。
しかし、この筋トレだけは、やったらやった分だけ、必ず「見返り」としての「結果」が出ます。
胸や腕が太くなったり、扱えるダンベルの重量が増えたりします。
それがいつの間にか楽しくて、ハマっていました。
男性は特にハマりやすいと思います。
「ジェンダーフリー」の世の中(それ自体は否定しません)ですが、筋トレは自分自身の「男性性」や「男らしさ」を再確認出来るからです。
それと、せっかく頑張って身に付けた、筋力、筋肉を失うのはもったいないと思ってしまいます。
そこが、私が筋トレを15年も続けて来た、最大の原因かもしれません。
15年間ずっと休まずに続けた訳ではなく、怪我や仕事の忙しさ、環境などの問題で、何度も止めた事がありました。
半年や1年、まる2年以上中断したこともあります。
しかし、その都度またやりたくなり、しばらくすると、また始めてしまします。
不思議なのが、一度ついた筋力は、たとえ2年以上止めて筋肉が落ちても、またトレーニングを始めれば、何ヶ月かですぐ元に戻ります。
その時間は、最初にトレーニングで、そこまで到達した時間とは比較にならない位早いです。
もうこれは「自分の財産」だと思っています。
運動能力は、どうしても10代、20代のころが全盛の様に思われがちですが、筋力に関しては80歳からでも十分発達します。
これは研究でも証明されていますし、エベレストを登頂した三浦雄一郎さんなども、そのことを身を持って証明されています。
私はこの「自分の財産」を、生涯増やして行きたいです。