マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

オロナミンCは元祖エナジードリンク

エナジードリンクが大流行していますが、初めてモンスターエナジーなるものを飲みました。

レッドブルと並んで人気のある舶来物のドリンクですが、飲んだ印象は単なる「オロナミンC」でした。

大塚製薬オロナミンCは日本を代表するエナジードリンクであり、なんと発売はもう約50年前(1965年)です。

私が子供の頃は、大村崑さんがCMをしていて「オロナミンC小さな巨人です」がキャッチコピーでした。

このたび動画で一番初期の1965年版を見ましたが、やはり大村崑さんでした(当時34歳)

オロナミンCが、それほど古いとは知らなかったので驚きです。

ユンケルなどのドリンク剤より安価で、内容的にも効果はそれほど期待できませんが、オロナミンCは単純に飲み物として美味しいと思います。

長い間その独自の地位を確保していましたが、私の記憶では、サントリーデカビタCが初めてその牙城に挑戦したような記憶があります。

オロミンCは、美味しいけど量が少ない。

その不満に答えてくれたのが、デカビタCでした。

栄養成分がいろいろ入っているので、コスト的にこのサイズなんだと思わされていたのが、デカビタのお陰でそのイメージが崩されました。

子供心に、オロナミンは何となくドリンク剤の最安値の商品だと思っていたのですが、結局は単なる炭酸飲料でしかないと分かったのです。

この辺りから、企業に対する不信感や宣伝の巧妙さを感じ、疑いの目を向ける様になりました。

しかし、デカビタは量が多すぎて、くどく感じ、やはりオロナミンの方がいいのかもと思いなおしたりもしました。

それでも両者とも現在まで残っているので、素晴らしいことです。

その後、レッドブルが紹介されたのは、まだ最近ですが、エナジードリンクというジャンルは、実は日本に大昔から有ったのです。

ですが見事に成功しました。

ファッション性に上手く訴えかけ、新ジャンルとして定着させました。

ソフトドリンクとしては高価なのに、飛ぶように売れています。

これぞイメージ戦略の勝利です。

本場のレッドブルは、カフェインなどの量が多く、もっときついそうですが、日本の商品は法律上かなり少なめに抑えられているそうです。

聞くところによると、飲み屋でお酒を飲まずにレッドブルを飲んでいる人がいるそうですが、ウーロン茶よりは気が利いているかもしれませんが、オロナミンCを飲んでいるのと同じだと思うと、なんだか笑えます。

モンスターエナジーも本場では、成分が異なるそうですが、量が700ミリリットルもあるそうです(さすがアメリカ)

死亡事故も起きていて、危険性が指摘されています。

エナジードリンクは、要はカフェインと糖分の摂取で覚醒し、炭酸でさわやかになるだけの飲み物なので、コーヒーに砂糖でもいれて飲む方が、よっぽどいいと思います。

もっと栄養価や価格の高いドリンク剤なども基本的にプラシーボ効果だけで、私は信用していません。

エナジードリンクを習慣的に買っている人を見ると、企業に上手くお金を使わされているなと思います。