いなばのタイカレー
昨夜、コオロギが鳴いているのを聞きました。
朝夕はずいぶんと涼しくなり、確実に秋が近づいているようです。
「いなばのタイカレー」が美味しい。
最初、100円ローソンなどで見かけ、以前からその存在は知っていましたが、これまで食べる機会はありませんでした。
缶詰のカレーには、これまで裏切られ続けた記憶があり、特に食べる気にもなりませんし、これからもないだろうと思っていました。
ところが今年の正月、実家に帰った時、兄と2人で飲んでいると(1日夜の恒例行事で、お互いの近況報告をし合う)、「美味しいから」と勧められて食べてみたのですが、本当に美味しかったです。
このカレーは最初、口コミで、ジワジワ話題になり、最近ではTVでCMをするまでになっています。
本格的な味もさることながら、値段も手ごろ(100円)でリーズナブル。
これだけヒットした条件として、日本でも本格的なインド人の経営するインドカレー店が増えたことや、東南アジアなどに旅行し、ココナッツミルク入りの現地のカレーに、馴染む機会が増えたことも関係があると思われます。
もちろんジャパニーズ・カレー(いわゆるライスカレー)は、ラーメンに並ぶ定番中の定番であり、最近では大手チェーンが海外にまで出店し、人気を博しています。
缶詰のカレーは、昔からよく頂きものなどで、どこそこの「高級ホテルの味をそのままに」などと、うたうものを食べる機会がありましたが、どれも正直美味しかった記憶がありません。
どうしても独特の「缶詰臭」(もしくはレトルト臭さ)がしてしまうのです。
これがすると、どうも安っぽく感じてしまいます。
ところが、この「いなばのタイカレー」は、この独特のにおいがありません(もしくは感じられません)
この原因は、缶詰の製法技術が上がったからなのか、それともココナッツミルクや、香草類などの東南アジアカレー独特の強烈な香りで、ごまかされているのかは分かりませんが、少なくとも私にはこの独特のにおいは感じられませんでした。
ココナッツミルクや香草類のにおいは、好みが分かれるので、万人受けするとは限りません。
20年前なら、ここまで話題にはならなかったのでは、と思われます。
日本も海外旅行をする人が増えましたし、国内でもかなり本格的な各国の料理が食べられる様になりました。
私もフィジー(1年間生活)では、かなりココナッツミルクに親しみましたので、今回抵抗なかったのだと思います(子供の頃は、ココナッツミルクが苦手でした)
それとこのカレーは、ジャポニカ米(いわゆる日本の、もちもちしたご飯)とは、あまり合いません。
やはりインディカ米(タイ米などの、ぱさぱさの長いお米)が合うと思います。
タイ米は、ジャンバラやパエリヤなどを作る時にも重宝しますが、普通のお店では売っていません(もっと流通しても良いのでは)
もしくは、ナンやパンなどでもいいでしょう。
酒の肴には、クラッカーでもOKです。
この前の正月はクラッカーで、昨日の夕食にはパンで頂きました。
全部で5種類もあるそうですが、他の種類も試したいです。