マサオのブログ

よもやま話ですが、何かのお役に立てれば幸いです。

伝説のパイロット

空のF1「レッドブル・エアレース」が、本日、千葉県で開催したそうです。

日本では初めてだそうですが、世界にはいろんな競技が有るものです。

開催国である日本人の代表として、室屋義秀さんが出場されるそうですが、写真を見てとてもかっこいい方だったので、驚きました。

競技に使われる飛行機は、1億円位するそうですので、とてもお金のかかるスポーツです。

そもそも日本人で、セスナなどに乗っているのは、凄いセレブのイメージがあります。

しかし、アメリカやオーストラリア辺りだと、わりと免許を持っている人が多いイメージです。

なんにせよ、曲芸飛行なんて、一般人からすれば、想像も出来ない世界です。

そこで思い出したのが、日本の曲芸飛行の第一人者、ロック岩崎氏ですが、彼の事故死が、今年でもう10年だということに少し愕然としました。

ロック岩崎氏(本名、岩崎貴弘さん)は、もと航空自衛官で、旧式のF-104戦闘機で、米軍のF-15戦闘機を、訓練で「撃墜」するという快挙を成し遂げた、伝説のパイロットです。

さすが、大戦中にゼロ戦で名をはせた、名パイロットたちの遺伝子は、ちゃんと受継がれているんだと思いました。

とても信じられない話ですが、まさに操縦の天才なのでしょう(相手の動きを読んだ戦術も素晴らしいですが)

私が彼を知ったのは、テレビのドキュメンタリー番組でしたが、娘さんがいて、父親のショーのナレーションをやっておられました。

それを見て、「なんて、かっこいい親子なんだろう」と、思った記憶があります。

その後、事故のニュースを見て、衝撃を受けたのを覚えています。

あれだけの天才でさえ、事故で一瞬で亡くなってしまうのですから、とんでもない世界だと思います。

F1のアイルトン・セナ選手も、コーナーでの事故で、この世を去りました。

空と陸との違いはありますが、彼らの死は、とてもインパクトがありましたし、ヒーローの死という意味で、なんとなく重なるところがあります。

これ以上ないというほどの達人が、死んでしまう世界。

室屋さんに限らず、レッドブル・エアレース出場者が、誰も事故なく無事競技を終えられることを祈ります。