水から炎を作り出す
イギリスで、とんでもないガスバーナーが開発されました。
なんと「水から炎を作り出す」のです。
水の電気分解により生成した水素と酸素を燃料として使用します。
いわゆる「H2Oガス」です。
何せ原料は「ただの水」ですので、一酸化炭素などの有毒ガスも発生しません。
とてもクリーンなエネルギーです。
実はこの技術は以前から日本などでも研究されていたのですが、電気分解にさらなる電力コストがかかり、電気分解の反応速度も遅いため、実用化には至っていませんでした。
それをイギリスのエネルギー開発企業「ITM Power社」が、独自技術により問題を解決したそうです。
「溶接に使えるほどの高温かつ高速の炎を作り出すことができる」そうで、これにより今までよりも燃料コストが1/20に抑えられるそうです。
これはとても素晴らしいことだと思います。
この研究が進んで、火力発電や自動車の燃料に転用出来れば、エネルギー問題や公害、原発とも「おさらば」出来ます。
日本では、お決まりの役所の「規制が厳しく」て、研究も実用化も進んでいないそうです。
これは国益に繋がることですし、諸外国に遅れを取らない為にも、そして何より環境問題やエネルギー不足は、世界が抱える最大のテーマのひとつでもあるので、政府や各省庁も積極的に協力し、研究開発の環境作りや規制緩和に乗り出して欲しいです。