アメリカンコーヒーの勘違い
私は以前、毎日の水分補給にお茶ばっかり飲んでいましたが、この前管理人さんにセブンイレブンのコーヒーを頂いてからは、急にコーヒーが飲みたくなり、寒くなったことも手伝って、今では毎日コーヒーを飲んでいます。
インスタントコーヒーですが、飲みだすと癖になり、1日4、5杯くらい飲みます。
マグカップになみなみとお湯を注いで、ティースプーンでひとさじ入れます。
なので通常よりかなり薄めて飲んでいます。
ビンに書いてある目安量のコーヒーカップ1杯(140ml)に、スプーン1さじ(2g)だと、水分補給として沢山飲むには、濃く感じるからです。
私はブラックが好きで、ミルクを入れないため、濃いのは胃に悪そうな気がするからでもあります。
薄めて沢山飲むので、自分で勝手に「なんちゃってアメリカンコーヒー」だと思っていました。
なんとなく気になって、アメリカンコーヒーの定義は「なんぞや」と思い、ネットで調べてみると、浅く焙煎した豆でいれたコーヒーで、カフェインの量は通常よりむしろ多いことが分かりました。
しかも「アメリカンコーヒー」は和製英語で、世界では通じませんし、珈琲鑑定士の区分けでも存在しないそうです。
アメリカ人は勿論、日本の「アメリカンコーヒー」なんて知りませんし、ましてや私の様に「お湯で薄めただけのコーヒー」だと思っている人がいると知れば、怒り出しそうです。
まるでナポリの人が知らない、おそらく食べたこともないスパゲッティー「ナポリタン」と扱いは同じです。
ケチャップで味付けした、「ふやけたパスタ」に自分たちの名前を付けたなんて、ナポリのひとが聞けば怒り出しそうですが(ちなみに私は、ナポリタンが好きです)、これもまったくの日本オリジナルです。
調べるとインスタントコーヒーもアメリカではなく、アメリカ在住の日本人科学者カトウ博士という方が発明したそうです。
日本人はラーメンにコーヒーと、インスタント食品を発明するのは得意みたいです。
起源や定義はともかく、なんでも自分流にアレンジして楽しむ才能は日本人はすごいと思いますし、自分流アレンジは「幸福になる方法」のひとつかもしれません。
最近コーヒーの健康上の良い効能(痩せる、老化防止など)をいろいろと聞きますし、飲み過ぎには注意しながら、これからも「なんちゃってアメリカン」を楽しみます。